
こんにちは、コンピュータケア愛媛です。
今回は「事例紹介」の「PC修理事例」をお届けします。
PC修理事例は、当社で修理させて頂いた事例の一部をご紹介させて頂くコーナーです。
「よくあるパターン」から「そんなのも直せるの?」というまで、少しずつ追加予定です。
ご依頼内容
パソコンを普通に使っていたら、突然ブルースクリーンになって、パソコンが起動しなくなりました。
「BAD SYSTEM CONFIG INFO」と出ます。
YouTubeで調べたら「更新プログラムをアンインストールしたらいい」と言っていたのでやってみたのですが、直りませんでした。
素人には手には負えないので、修理してもらえますか?
というご依頼でした。
お預かりする時に
「何か普段と違うことをされましたか?」や
「何か普段と違うメッセージなど出ましたか?」など
お尋ねしてみましたが、特に何もないとのことでした。
(後に「されていた」ことが判明します・・・汗)
お預かり:2024/10/29(火)17:30
ご返却:2024/11/01(金)17:30
所要日数:三泊四日
備考:「バックアップを取っていない」とのお話しでしたので、修理前にフルバックアップを取ったところ、フルバックアップだけで丸一日かかったため+1日かかりました。
PC情報
メーカー | 不明(中古で購入されたそうです) |
---|---|
モデル名 | 不明(シール類なし) |
OS | Windows 11 Home |
CPU | AMD Ryzen 5 4500 |
メモリ | 32GB |
SSD | SATA 240GB、M.2 1TB |
GPU | NVIDIA GeForce RTX 4060 |
修理内容
実機をお預かりして確認させて頂いたところ、
「ブルースクリーンエラー 停止コード: BAD SYSTEM CONFIG INFO」
で再起動を繰り返す状態でした。(冒頭の写真)
調査したところ、レジストリの破損とブート領域の破損の両方が確認できました。
過去にBSOD「BAD SYSTEM CONFIG INFO」を修理成功したことは何度もあります。
ただ今回気になったことがあります。
それは
SSDが2台(SATAとM.2)入っていて、
デュアルブートにしている?
という構成に見えたことです。
お客様に中間報告+お尋ねしてみましたが、
「意味が分からない」とのことでしたので、
不思議だと思いながらも、そのまま修理を続けました。
すんなり行かず、起動するまでに半日程度かかりましたが、
ブルースクリーンが出なくなり、正常起動するようになりました!
(個人情報保護のためアイコンにモザイクをかけています)
修理中に気になっていたSSD構成を確認してみると、
- Cドライブ:SATA 240GB パーティション2つ(Windowsパーティションあり)
- ドライブ文字なし(explorerから見えない):M.2 1TB パーティション2つ(Windowsパーティションあり)
となっていました。
ますますおかしいと思い、お客様に中間報告+お尋ねしたところ、
やっと原因につながる情報を教えて頂きました。
SATAのSSDの容量が少なかったので、
M.2が空いていたので、
自分でM.2のSSDを買ってきて差し込んで、
SATAのSSDの中身をM.2の方にコピーしました。お客様の談
やっと原因につながる情報を出して頂けました・・・。
菊池
「お客様はパソコンにお詳しい方ですね!
コピーではなくクローンされたのですね?
クローンされたあと、旧SSDは抜かれましたか?」
お客様
「え? どういうことですか? いえ、抜いていません。」
菊池
「起動ドライブを2台つないだまま、PCをお使いだったのですか?汗
それならPCがおかしくなっても何も不思議はありません。汗」
推測になりますが、何らかの警告またはエラーが出ていたのでは?と思われます。
よく分からないメッセージが出ても「×」されていた可能性があります。
メインのSSDは、後から追加した「M.2の1TBの方」とのことでしたので、
SATAの方は外して、M.2の方で起動してみました。
すると、M.2 SSDの方でもブルースクリーンエラー「BAD SYSTEM CONFIG INFO」が発生していました。
PC1台でブルースクリーンエラー「BAD SYSTEM CONFIG INFO」が2台というレアケースでした。
(しかもM.2の方は「BAD SYSTEM CONFIG INFO」のあと「0xc0000001」になるというダブルパンチ)
再びブルースクリーン修理を行うことになりました。
しかし試行錯誤を続けても、なかなか起動してくれません。
M.2の方はSATAの方より一段と重症でした。
半日トライしましたが、
時間と予算の都合を総合的に判断して、
M.2側のブルースクリーン自体の修理は断念させて頂くことになりました。
※SATA側のブルースクリーン修理は成功しています
結局、OSクリーンインストール修理に作戦変更して、修理完了となりました。
アプリはお客様しか詳細が分からないものでしたので、
お客様に再インストールをお願いさせて頂きました。
(翌日、無事インストール完了のご連絡を頂きました)
お問い合わせ・ご依頼は
ブルースクリーンエラーの修理依頼を頂くたびに思い出す話があります。
以前ある会社のお客様からブルースクリーンエラーのパソコン修理をご相談頂いたことがあります。
その方はその会社のパソコン部門の人から
「ブルースクリーンになったら基本的には直らない。パソコン買い替えになる。」
と言われたそうです。
そこでダメ元で当社にご相談を頂いたそうですが、当社の回答は真逆で
「ブルースクリーンエラーになっても基本的には直ります。」
「当社のブルースクリーン修理成功率は約8割です。」
(ブルースクリーン修理に限らず、どんな修理でも成功率100%ではない)
でしたので、すぐにご依頼頂き、無事修理成功して喜んで頂けました。
パソコン修理でお困りの方は、お気軽に当社までご相談ください。
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